賃貸ルール

日本で部屋を借りる前に準備しておくこと

■ 家賃を基準に資金を準備しましょう

日本で部屋を借りるときは、契約時にまとまったお金が必要です。家賃だけでなく、以下のような費用もかかります。

【契約時に必要な主な費用】

初月の家賃  → 前払いが基本。1ヶ月分を契約時に支払います。 敷金(しききん)  → 退去時の修繕費などの保証金。問題がなければ返金されます。  → 相場は家賃の約2ヶ月分。 礼金(れいきん)  → オーナーへの「お礼」として支払う費用。返金されません。  → 家賃の1〜2ヶ月分が一般的。 仲介手数料  → 不動産会社への手数料。  → 家賃の1ヶ月分が目安。

【どのくらい準備すればいい?】

上記を合計すると、家賃の最大6ヶ月分が契約時に必要になります。

例)家賃6万円の場合

6万円 × 6ヶ月分 = 36万円

このため、希望する家賃を決めたら、その6倍の金額を初期費用として用意しておきましょう。

■ 必要書類を準備しましょう

どんなに良い部屋が見つかっても、必要書類がなければ契約できません。日本の賃貸契約は、オーナーのリスクを減らすため、しっかりと審査が行われます。

【最低限必要な書類】

在留カード(特に重要) パスポート

※「在留カード」は外国人が日本に中長期間滞在していることを証明する重要な書類です。パスポートよりも重視されることが多いです。

【在留カードをスムーズに取得するには】

以下の7つの空港から入国すると、入国審査時に在留カードを即日発行してもらえます:

新千歳 成田 羽田 中部 関西 広島 福岡

これ以外の空港から入国した場合は、市区町村で手続きが必要になりますが、住所が決まっていないと手続きできないため、部屋探しが困難になります。

■ その他に必要なもの

● 印鑑と印鑑証明書

日本では署名の代わりに「印鑑(はんこ)」を使います。 到着後すぐに印鑑を作りましょう。 印鑑証明書は住民登録がないと発行できないため、不動産会社に相談を。

● 在学証明書

保証会社や大家から求められることがあります。 学校から発行してもらい、事前に準備しておきましょう。

● 日本の銀行口座

家賃や公共料金の支払いに必要です。 開設には住民登録と印鑑が必要。 契約条件として、一定期間内の口座開設を求められることもあります。

■まとめ

日本で部屋を借りるには、以下を事前に準備しましょう:

家賃の約6ヶ月分の契約資金 在留カード・パスポート 印鑑と印鑑証明書(後日取得可) 在学証明書(場合によって必要) 日本の銀行口座(早めに開設を)

計画的に準備を進めることで、日本での住まい探しをスムーズに進めることができます。